「もっと勉強しなきゃ」と思っているセラピストさんへ。

query_builder 2026/08/28
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技術があるのに、お客様が来ない。その理由は「足りないもの」ではないかもしれない。

先日、ある生徒さんと話をしていました。

その生徒さんは、技術がとても上手です。

もちろん、まだまだ伸びしろはあります。

でも、今の段階でも十分に、お客様を「気持ちいい」と感じさせられるし、結果も出せるし、感動させられる施術ができる。

私はそう思っています。

ところが本人は、

「私はおしゃべりが苦手だから……」

「カウンセリングが苦手だから……」

「技術もまだまだ未熟だから……」

と、自分に足りないものをたくさん挙げるんです。

私は、それを聞きながら思いました。

そんなに「ないもの」ばかり見なくてもいいのに。

だって、もうちゃんと持っているものがあるから。



セラピストに、おしゃべり上手は必要なのか。

「お客様と何を話したらいいのかわからない」

「おしゃべりが苦手だから、接客に自信がない」

そういう相談を受けることがあります。

でも、私は思うんです。

セラピストって、そんなにおしゃべりが上手じゃないといけないのでしょうか?

お客様は、おしゃべりをしにサロンへ来ているわけではありません。

もちろん、楽しく会話をすることが好きなお客様もいます。

でも、疲れているときに、

「今日は何を話そう」

「ちゃんと会話しなきゃ」

と気を遣わずに過ごせることを求めている人もいます。

だから、セラピストに必要なのは、必ずしも「話す力」ではないと思っています。

無理に話題を作らなくてもいい。

必要なことは聞く。

お客様が話したいときには、ちゃんと耳を傾ける。

そして、ただ微笑んでそこにいる。

「ここでは頑張らなくていいですよ」

そんな空気をつくってあげられる。

それだけでも、十分に人を安心させることができます。

むしろ、静かな人だからこそつくれる安心感もあります。



カウンセリングが細かければ、リピートされるのか。

今、セラピスト向けのスクールや講座では、

「カウンセリング力」

「身体の評価」

「解剖学」

という言葉がよく出てきます。

もちろん、どれも大切な知識です。

私自身も、必要なことは学んでほしいと思っています。

でも、

「解剖学を知らないから身体を評価できない」
「カウンセリングが詳しくできないからリピートされない」

というほど単純なものではないと思っています。


実際、私の生徒さんの中には、カウンセリングシートを使って細かく聞き出すことをしていなくても、満席のサロンになっている人がいます。

お客様のことを何も聞かないわけではありません。

施術をしながら、その人に必要なことを自然に聞いていく。

でも、それ以上に大切にしているのが、

お客様が安心して身体を預けられること。

そして、

「この人にまた触れてもらいたい」

と思ってもらえること。

私は、そこがリピートにつながっているのだと思っています。



お客様が選んでいるのは「技術」だけではない。

技術が上手いことは、もちろん大切です。

でも、技術だけでお客様がずっと通ってくれるわけではありません。

同じ技術を持っていても、リピートされる人と、されない人がいる。

その違いは何なのか。

私は、

「この人は、どんな人として私に触れているんだろう」

というところにあると思っています。

「ちゃんと結果を出さなきゃ」

「お客様を満足させなきゃ」

「もっと上手くならなきゃ」

そんなふうに自分に力が入っていると、その緊張は、触れ方にも出ます。

反対に、

「この人が安心して過ごせるように」

「この人が自分の身体をゆっくり感じられるように」

「ここでは何も頑張らなくていい」

そんなふうに、その人自身が落ち着いていると、それも触れ方に現れます。

だから私は、

技術は、その人の「あり方」から生まれる

と思っています。

「自信がない」のではなく、自分にあるものを見ていない

集客に悩んでいるセラピストさんから、

「自信がありません」

という言葉をよく聞きます。

でも、先日の生徒さんと話していて、改めて思いました。

もしかしたら、

自信がないのではなく、自分にすでにあるものを見ていないだけなのかもしれない。

技術はある。


施術結果も出ている。

人を気持ちよくできる。

丁寧に触れられる。

人に安心感を与えられる。

ちゃんと目の前のお客様を見ることができる。

でも本人は、

「もっと話せないと」

「もっと解剖学を知らないと」

「もっとカウンセリングができないと」

「もっと技術が上手くならないと」

と、できていないことばかりを見ている。

もちろん、これから学べばいいんです。

技術だって、もっと磨けばいい。

知識も増やせばいい。

経験も積めばいい。

でも、

「これから伸びること」と「今の自分に価値がないこと」は、まったく別です。

「私はこういうセラピストです」と言えること

私は、集客を考える前に、セラピスト自身に考えてほしいことがあります。

私は、どんなセラピストなのか。

私は、お客様に何を届けたいのか。

私のところに来たお客様に、どうなって帰ってほしいのか。

どんな時間を過ごしてほしいのか。

そして、

私は、どんなふうにお客様に触れていきたいのか。

ここが自分の中にあること。

これが、私は「あり方」だと思っています。

「私はこういうセラピストです」

と言える人は強いです。


そして「あり方」が定まっている人はお客様に選ばれています。

おしゃべりが得意じゃなくてもいい。

素晴らしい接客ができなくてもいい。

完璧なカウンセリングができなくてもいい。

技術だって、これからもっと磨けばいい。

でも、

「私は、この時間をお客様に届けたい」

というものが自分の中にあれば、それはちゃんとお客様に伝わります。

そして、その人にしかつくれないサロンになっていきます。

足りないものを探す前に

集客に悩んでいるとき、

「何が足りないんだろう」

と考えてしまうのは、とても自然なことです。

でも、足りないものを探し続けていると、いつまで経っても

「まだ足りない」

から抜け出せません。

だから、一度立ち止まって、

「私には、もう何があるんだろう?」

と見てほしい。

自分では当たり前すぎて気づいていないもの。

人から褒められても、

「こんなの大したことない」

と思ってしまっているもの。

それが、あなたの強みかもしれません。

そして、その「あるもの」を大切にしながら、必要なものを少しずつ育てていけばいい。

私は、セラピストに必要なのは、

何でもできる人になることではなく「私はこういう人です」と、自分の軸を持つこと。

だと思っています。

技術を磨く。

知識を増やす。

カウンセリングを学ぶ。

それも大切。

でも、その前に、

自分がどんなセラピストでありたいのか。

そこが定まっていること。

私は、そこから本当の技術が始まると思っています。

そして、

「この人にお願いしたい」

という気持ちは、技術のスペックだけから生まれるものではありません。

その人が持っている空気。

触れ方。

言葉。

まなざし。

安心感。

そして、その奥にある「あり方」。

お客様は、そこを感じ取っているのだと思います。


KAORI

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住所:大阪府大阪市西区京町堀1-8-12 エクセル靭601

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