技術も知識も学んできた。それでも、まだ探しているもの
先日、遠方からスウェディッシュマッサージの体験会に来てくださった方がいました。
その方は、これまでに技術も知識もたくさん学んできたそうです。
それでも、なかなか自分の中の核心にたどり着けない。
そんなお話をされていました。
詳しい言葉まですべて覚えているわけではありませんが、技術も知識もあるのに、どこかすっきりしない。
まだ何かを探している。
そんなお気持ちだったのだと思います。
そして、私が書いているブログを読んでくださり、
「ここで学びたい」
「ここでしか学べないことがある」
と感じて、遠方から足を運んでくださいました。
そして今日、お昼休みに生徒さんたちとランチをしていたときにも、心に残る出来事がありました。
ある生徒さんが、最近入学した方に、
「どうしてEAOに入学しようと思ったんですか?」
と尋ねていたのです。
その方は、セラピストの仕事が本当にしたくて、いろいろな学校を探して、探して、探していたそうです。
でも、なかなか「ここだ」と思える学校が見つからなかった。
そんなときに、私のInstagramを見つけてくれたそうです。
そして、入学を決めた理由として話してくれたのが、
「どこも言っていなかった、在り方が大事なんだという話が心に刺さった」
という言葉でした。
その会話を隣で聞きながら、私は改めて感じたことがありました。
私が伝えていることを、探してくれている人がいる。
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技術や知識を学ぶことは、とても大切です
スウェディッシュマッサージを学ぶうえで、筋骨格系の解剖学や、解剖生理学など、身体について学ぶことは大切です。
技術を身につけることも、もちろん必要です。
私自身も、これまでたくさんのことを学んできました。
そして、今も学び続けています。
ただ、23年間セラピストを育ててきた中で、私が感じてきたことがあります。
知識を増やすこと。
技術を練習すること。
それだけでは、なかなかたどり着けないものがある。
知識がないからできない。
技術が足りないからできない。
そういう場合もあると思います。
でも、知識も技術も持っているのに、なぜか施術に納得できない。
お客様にもっと心地よくなっていただきたいのに、頑張るほど力が入ってしまう。
もっと深く触れたいのに、身体が緊張してしまう。
そうした悩みの中には、技術の手順や知識だけではなく、触れるときの自分自身の状態や、相手の身体との向き合い方が関わっていることが深く関係しているのです。
私は、そこを大切にしてきました。
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できていない自分ばかりを見なくていい
EAOに来られる生徒さんの中には、最初、自分に自信が持てなかったり、自分の軸がぶれやすかったりする方もいます。
「まだできていない」
「もっと頑張らなければ」
「自分には足りないものがある」
そうやって、できていないところばかりに目が向いてしまう。
でも、学びを重ねる中で、少しずつ変化していく方がいます。
それは、何もかも完璧にできるようになることではありません。
今の自分にできることを、ただ精一杯やる。
今の自分でベストを尽くす。
その覚悟が、少しずつ生まれてくるのです。
できていない自分を責め続けるのではなく、今の自分を受け入れる。
そして、今の自分にできることを、目の前のお客様に精一杯届ける。
私は、そこに大きな変化があると感じています。
自分の軸が定まってくると、余計な不安や力みが少しずつ減り、自分の感覚を信頼して触れられるようになる。
自分を大きく見せようとする必要もない。
誰かと比べて、自分を証明しようとする必要もない。
今の自分で、できることをする。
その姿勢が、施術にも表れていくのだと思います。
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自分の感覚が研ぎ澄まされていく
技術や知識を身につけていく。
そして、自分自身の状態も整えていく。
そうすると、もともとその人が持っていた感覚や、相手の身体を感じ取る力が、より発揮されるようになることがあります。
最近のEAOの生徒さんたちを見ていると、身体の微細な揺らぎや変化を感じ取る感覚が、研ぎ澄まされていると感じることがあります。
触れたときの感覚をもとに、相手の状態に合わせて触れ方を変えていく。
一人ひとりの身体に向き合いながら、その人に合った施術を探っていく。
そうした変化が、施術の中に表れているのです。
もちろん、触れることで身体の状態を感じ取ることと、医学的な原因を判断することは別のことです。
私が大切にしているのは、身体の小さな変化に気づき、相手に合わせて触れ方を調整できる感覚です。
それは、技術の手順だけを覚えることとは、また違う学びなのだと思います。
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施術を通して生まれる循環
そして、嬉しいことがあります。
生徒さんたちが施術を重ねていく中で、そのお客様がまたスウェディッシュマッサージを受けに来てくださる。
「また受けたい」と思っていただき、リピートにつながっていく。
生徒さんの成長が、施術を通してお客様に届く。
その施術を受けたお客様が、また来てくださる。
そんな循環が生まれていることを、とても嬉しく感じています。
技術が上達したからこそ、選ばれることもあると思います。
そして、技術だけではなく、触れる人の状態や向き合い方が、お客様との信頼関係につながることもあるのではないでしょうか。
私は、その両方を大切にしたいと思っています。
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なぜ、あり方を伝え続けるのか
正直に言うと、私自身、発信について迷うことがあります。
もっと筋肉の情報を出した方がいいのではないか。
解剖学の知識や、身体についてのわかりやすい情報を発信した方が、学びたいと思ってくださる人が増えるのではないか。
そう考えることもあります。
実際に、そうした情報を求めている方もたくさんいらっしゃると思います。
だから、それらの知識が必要ないとは思っていません。
ただ、私が今、伝えたいことは、そこだけではないのです。
23年間、スウェディッシュマッサージを教えてきて、今も大切にしていること。
それは、技術の形を覚えることだけではなく、その技術を使う自分自身が、どのような状態であるかということです。
どれだけ手順を覚えても、どれだけ知識を増やしても、触れる人間の状態が変わらなければ、施術の質に変化が生まれにくいのです。
だから私は、そこを伝えたい。
技術や知識を学んできたからこそ、その先にあるものを探している方に届いてほしい。
自分の軸を持ち、自分の感覚を信頼しながら、お客様に向き合えるセラピストを育てたい。
それが、私がEAOで大切にしていることです。
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探している人に、届く発信を
先日の遠方から来てくださった方。
そして、今日、EAOに入学した理由を話してくれた生徒さん。
お二人のお話を聞いて、私は嬉しくなりました。
私が大切にしていることを、探してくれている人がいる。
技術や知識を学んできたからこそ、もっとその先にあるものを学びたいと感じる人がいる。
そういう方に、EAOの考えが届くことがあるのだと、改めて実感しました。
私の発信が、すべての人に届くわけではありません。
筋肉や解剖学の情報を求めている方もいる。
技術の手順を知りたい方もいる。
それぞれに、学びたいことや大切にしていることがあると思います。
その中で、私が伝えたいことに心を動かしてくださる方がいる。
それは、とてもありがたいことです。
私は、これからもスウェディッシュマッサージを通して、技術だけではなく、触れる人間のあり方について伝えていきたいと思っています。
ただ決められた手技で気持ちよくするのではなく、身体との心が緩み、心地よさを感じられるためには何が必要なのかを理解する。
相手の身体を変えようとするのではなく、安心して緩める環境を整えること。
そして、セラピスト自身も、自分らしく触れられること。
そこに、私が伝え続けたい学びがあります。
もし今、技術も知識も学んできたけれど、まだ何かを探していると感じている方がいらっしゃるなら。
いつか、EAOの発信に出会っていただけたら嬉しく思います。
私が大切にしていることが、必要な方に届きますように。
KAORI
エグゼティシャンアカデミーOsaka
住所:大阪府大阪市西区京町堀1-8-12 エクセル靭601
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